摂食障害体験記 5 〜入院治療計画〜
こんにちは、るん(仮)です。
今回は、摂食障害で精神科に入院した私の治療法についてお話します。
入院するまでの経緯などは、これまでの摂食障害体験記をご覧ください。
体重により段階分けされた治療計画
実は、今の私にとって入院生活は思い出したくないものです。
また、病院や医師によって治療計画は異なると思います。
摂食障害で苦しんでおり、これを読んで入院や病院にかかることを前向きに考えられなくなった方がいれば、申し訳なく感じます。
ただ、入院したからこそ私は今、実家を離れて一人暮らしをできるようにまでなったことは確かですので、そこはしっかりと伝わってほしいと思います。
その他の方は、このような経験をした人がいるのだ、摂食障害で入院するとこのようなことが(一例として)あるのだと知っていただけるだけで結構です。
上の写真が、私が経験した治療計画表です。実際にはもっと複雑で細かい基準が設けられています。わかりやすいように一部省略し、簡単にしています。
0〜8の段階に分かれており、週2回の体重測定結果に応じて下から上へと進むことができます(上から下に下がってしまうこともあります)(体重次第です)。
例えば、体重が段階2(下から3行目)の体重の範囲内では、食事は30分以内で終わらせ、食後30分はベット上で安静(座位可)にします。また、週に1度看護師のみまもりのもと、洗髪のみ(入浴不可)許可されていました。表の見方がわかったでしょうか。
ちなみに、入院当初、身長などを考慮し、各段階に体重が設定されています。これは、個人によって異なるため、表には記入しませんでした。
一応述べておくと、私の場合、身長160センチメートルで、0段階が30.72キログラム、8
段階が38.40キログラムでした。また、退院後、体重が減少し、35キログラム以下になると、再び入院してもらいます、と担当医から言われました。
摂食障害で悩んでいる方で、入院を考えている方、入院中の方など、もっと詳しく知りたい場合、コメントをいただければ可能な限りお答えします。
今回の「摂食障害体験記 5」は、入院時の治療計画のみ、ここで終了させてもらいます。「摂食障害体験記 4」に入院初日・当初のことを書いてあります。次回以降、その後についてお話していきます。