がんばる女子大学生のブログ

立派な大人になるため頑張っています。

摂食障害体験記 11 〜高校での過ごし方〜

f:id:ganbarun-run:20210302162526j:plain


こんにちは、るん(仮)です。
今回は、摂食障害で精神科に入院しながら高校に通ったことについてのお話です。
摂食障害となり精神科に入院し、治療を続け、高校へ通えるようになった経緯については、これまでの私の「接触障害体験記」1~10を順にお読みください。

摂食障害体験記 10」から、高校へ1日、朝から夕方まで通えるようになったことについて書いています。今回は、高校での1日の過ごし方についてです。 

クラスメイトの視線、人間関係

クラスメイトからすると、私は非常におかしな人だったと思います。高校入学時は普通の体型だったのに、夏には細い体型、冬にはガリガリのフラフラになり、冬休み前に急に担任の先生から体調不良で入院しましたという説明でクラスから消えたのですから。さらに、冬休みがあけてしばらくして、以前より太った体で午後だけ高校に来るようになって、そしてついに週3日程度ではあるものの、1日高校へ現れるようになったのです。

私が入院しながら高校へ通うようになっても、友達やクラスメイトから、どうしたの?や、なんで入院したの?といったことは一切聞かれませんでした。元々、私は人見知りであったため、気軽に話せる人はそこまで多くはいませんでした。そして、私が一緒に行動するグループは、デリカシーがあるというか、私の身体の心配はしてくれましたが、深堀りするような人はいませんでした。それは私にとってはありがたかったと思います。

私はどのような気持ちでいたかと言うと、もちろん、気まずいと思っていました。どのように振る舞えば良いのか、クラスメイトとどのような距離感で接すれば良いのか、わかりませんでした。そして結果的に、自分から話しかけることはしないようにしました。話しかけられたら、普通に応答することに徹しました。私は、自分が他人からどう思われているか、異常なほど気にする人です。小さな頃からずっと、大学生の今もそれは変わりません。この点も、私が摂食障害になった原因のひとつだと思います。

高校での昼食の食べ方

私の高校の昼休みは、1時間弱と、決して短い時間ではありませんでした。病院で30分のタイマーをかけて病院食を食べ終えることとはわけが違います。場所を確保し、友達と話をしながら食べるからです。また、授業が長引くことや、先生に質問するため職員室へ行ったりすることもあります。
そのため、大きなお弁当とおにぎり3つなど、とても食べ終えることはできませんでした。詰め込むように早食いすることは恥ずかしかったのです。

そして、私はやむを得ず早弁をすることにしました。昼休みの前の授業と前の前の授業の間の休み時間に、おにぎりを1、2個食べました。これも、とても精神的に辛かったです。周りの目が気になるのです。幸い、私の噂話を直接聞いたことはなく、傷つくことはありませんでしたが、絶対私の知らないところで何か言われているんだろうな、と思っていました。
昼休みには、友達と固まり、空いている机と椅子を借り、一緒にお弁当を食べます。当然、私のお弁当の大きさには驚き、ツッコミたかったに違いありません。女子高生は、運動部ではない人は、大体小さな可愛らしいお弁当だったからです。私は自分のお弁当について、量多いね、といったことは何一つ言われませんでした。しかし、恥ずかしかったため、今思えばおかしな食べ方をしていました。自分のお弁当を、中身までしっかりと見られることが嫌だったため、一口食べるごとにお弁当の蓋をしていたのです。蓋を開けて箸でおかずをつかみ、蓋を閉じておかずを口に運んで食べる、これの繰り返しです。当時も、変な食べ方だという自覚はありましたが、この食べ方をする恥ずかしさより、大きなお弁当箱の中身を見られることの恥ずかしさの方が大きかったのです。

今回は、ここまでとします。長い文章、読んでくださりありがとうございました。
摂食障害の方の手助け、そして摂食障害という病気が広く知られることに貢献できたら、と願っています。