がんばる女子大学生のブログ

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摂食障害体験記 13 〜退院後の生活、食事〜

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こんにちは、るん(仮)です。
私が書いてきた「摂食障害体験記」も終盤に差し掛かってきました。
今回は、退院後の高校生活と家での食事についてお話します。

退院して、毎日普通に高校に通えるように

退院してからは、普通に毎日朝から夕方まで高校に行きました。私は部活動はやっていなく、同好会に入っていましたが、活動は週に1度あるかないかのゆるいものでした。そのため、帰りのホームルームが終わると、塾がない日は基本的にすぐに帰宅していました。私はある交通機関を使って登下校していましたが、友人は徒歩あるいは違う交通機関を利用していたため、学校帰りにどこかに出かける、ということはほとんどありませんでした。これらと、第一志望の高校に落ちたため高校では勉強をしっかりしよう、と思っていたことなどが原因で、私はあまり高校でthe青春という生活は送りませんでした。

退院後の食事

16時から17時くらいに家に帰ると、すぐに制服から着替え、夕食を食べました。入院しながら通っていたときとほぼ同じ量の昼食を食べていたため、正直その時間にはそこまでお腹は空いていませんでした。しかし、これ以上太りたくない、現状維持をしたいという気持ちがあり早めの夕食にしていました。夜遅くに食べ物を食べると太りやすくなる、ということを意識していたからです。

私の家では、家族全員揃って夕食を食べるということがなくなっていました。私が中学3年生の時、受験勉強で夜遅くまで塾で勉強していた頃からか、私が高校に入学してからか、いつからそうなったのはわかりません。各々都合の良い時間に食事をします。私は帰宅後、母が夕食を作り終えてすぐに食べたので17時頃、母は18時頃、父は仕事から帰宅してから19時頃に夕食を食べていました。このスタイルは、私が入院する前からだったので、特に問題ありませんでした。自分で好きなようによそうのも以前と同じでした。ただ、食べる量が増えました。入院前は、お肉が入っている料理なのに野菜だけをよそったり、スープや味噌汁などの液体を多くよそってたくさん食べている風にしたり、とにかく太らない出来るだけヘルシーなものを、と考えていました。退院してからの夕食は、お肉を避けずにしっかりよそい、食べているフリをして口から出したりはしませんでした。もっと食べなさいと言われることはなくなりました。時々、今日の量少ないんじゃない?と言われる程度になりました。

また、食べることへの恐怖心も格段に減ったため、外食の機会も増えました。家族と外食することはありませんでしたが、友人と、あるいは1人で外食を楽しめるようになりました。痩せているのにも関わらず自分は太っている痩せなきゃ痩せなきゃ、という誤った思い込みから、自分は他人より少し痩せている、という自覚が持てるようになっていました。そのため、少しくらい外食で食べても大丈夫、普通の体型の人がこの量食べても太らないんだから、というメンタルで外食に行くことができたのです。私は甘いものが好きだったので、パンケーキやソフトクリーム、パフェなどをよく食べに行きました。自分の好きなものを食べられるということは、こんなにも嬉しいことだったのか、と思いながら味わって食べました。

今回はここまでにします。少しずつ、暗い内容から明るい内容へと変わってきているかと思います。摂食障害に悩んでいる方の、前向きになれる手助けになればとずっと思っています。コメントで相談いただければできる限りお答えします。最後まで読んでくださりありがとうございました。