がんばる女子大学生のブログ

立派な大人になるため頑張っています。

一人暮らし過食症がベースブレッドを定期購入した結果〜ダイエットは夢のまた夢のまた夢〜

こんにちは、るん(仮)です。
今回は、過食症で一人暮らし中の私が、ベースブレッドを定期購入した時のことについて振り返ってみます。

私は中学3年生から高校生にかけて拒食症とそれに伴う入院を経験しています。そして大学生の現在は過食症に悩んでいます。過食嘔吐ではなく、1週間に数回過食する症状が続いています。私が摂食障害にまつわるどのような経験をしてきたのか気になる方は、ぜひ私の過去の記事を読んでもらえればと思います。

ベースブレッドとは

まずはじめに、ベースブレット(BASE BREAD)とは何かを簡単に説明します。

ベースブレッドは、完全栄養食BASE FOODの商品のうちの、ブレッド(パン)のことです。

ベースブレッドには主に以下の特徴があります(BASE FOOD公式ホームページより)。
*高たんぱく質・・・主に植物由来のたんぱく質が13.5グラム含まれています。
*食物繊維たっぷり・・・全粒粉など穀物や大豆由来の食物繊維が約3グラム含まれています。
*糖質オフ・・・一般的なパンと比べて、気になる糖質は約30%。
*26種のビタミン&ミネラル・・・からだに必要な26種のビタミンとミネラルをすべてカバー。
*必須脂肪酸・・・チアシード由来のオメガ脂肪酸が0.4グラム含まれています。

このようなメリットがあるので、ダイエットをする人や筋トレをする人がよく食べているような印象です。

ちなみに、BASE FOODはパン以外にはクッキーやパスタなどの商品も展開しています。気になる方はチェックしてみてください。

shop.basefood.co.jp

ベースフードの継続コースとは

ベースフードの継続コースには、以下の特徴があります。
*店頭で購入するよりお得
*毎月の注文は不要、お届け日時の指定・変更が可能
*いつでもキャンセル可能・継続コース解約条件なし

また、購入商品は自分で好きに組み合わせることが可能です。どの種類のパンを何袋購入するかを選べるのです。ただし、一回の注文で、送料を除いて常温商品は2400円以上、冷凍商品は3600円以上の購入が必要です。

私は、かなりのパン好きで、過食の7割以上はパンの過食です。パンが好きでパンを辞めることが考えられなかったので、食べるのならば少しでも身体に良いパンを食べたほうが良いだろうと思ってベースブレッドの継続コースに申し込みました。
また、いつでも解約金などは生じることなくやめられること、そして初回は20%オフだったことも申し込みを決めた理由の一つです。

ベースブレッドが到着したら・・・

継続コーススタートセットを無事購入し、箱に入ったパンたちが届きました。
賞味期限も2ヶ月程度あり、パン1袋に十分な栄養が含まれているため、1日1〜2袋を少しずつ食べようと到着してすぐ決心しました。

あわよくば、身体に良い栄養のおかげでダイエットできたら、痩せやすい身体になればと考えていました。
ダイエットというのは過食症の永遠の課題です。
摂食障害の人の多くは、自分の容姿に過剰なほど意識が向いていると思います。

以前ファミリーマートでベースブレッドのチョコレート味を購入したことがあり、美味しかったという記憶があったため、まずはチョコレート味を1袋食べました。
案の定美味しかったです。ああ、パンが食べられる、と幸福感を感じながら食べました。

そして、もう一つ食べたいと思い、同じチョコレート味をぺろりと食べました。
このあたりから、私の過食スイッチが入りました。
他のパンも食べたい、という欲がモクモク出てきて、メープル、シナモン、プレーンと次々に開封して食べてしまいました。1袋を数分のペースで食べ進めました。

お腹がキツイな、と気がついたときは残りが3袋でした。
継続コーススタートセットには、パンが16袋含まれています。
そうです。私は無心に13袋食べていました。

パン1袋のカロリーはおおよそ250キロカロリーなので、13袋のカロリーは
250 × 13 = 3250 (!!)
私は短時間で約3250キロカロリーのパンを食べました。
この事実を知り、さすがに気持ち悪くなりました。
お腹がはち切れそうにパンパンで、身動きも苦しかったです。
こんなにも摂取してしまったカロリーをどうするんだとひたすら焦り、自責の念に駆られました。

しかし、私は非嘔吐の過食症です。
どんなに焦っても、一度体内に入れてしまったものを戻すことは出来ないのです。
もうどうしようもありません。

私はその日の食事はそこで終了しました。
明日からはしばらく何も食べないんだ、と毎度過食のたびに心に誓っていたことを、このときも思いました。

しかしもうおわかりの方も多いかとは思いますが、一晩寝て朝起きると、お腹に少しのスペースが出来ています。
そのスペースを、残り3袋のベースブレッドで埋めたのでした。
私の場合、過食症のスイッチが入っているときは、常に満腹でなければ不安なのです。
これはもう過食症とともに不安障害や脅迫障害でもあるのではないかと考えることもあります。

結局、ベースブレッド定期購入は合わなかった

過食症の私は、食料のストックができないのです。
あればあるだけ食べようとしてしまいます。
意思が弱いのです。

いくら身体に良い食品だとしても、過剰に食べては身体によくありません。
過食症の完治は遠のくだけです。

そして、私はベースブレッドの継続コースを解約したのでした。

と、そう簡単にいかないのが過食症に囚われた私でした。

好きなパンを過食して得ることは、終わったあとの後悔だけではないのです。
好きなパンを食べている過程には幸福があります。
美味しい、美味しい、モグモグ、モグモグ、ゴックン。

私は、あと2回ほど定期購入をし、一時の幸福を味わい、後悔するということを繰り返しました。

過食症は本当に恐ろしい病気です。

今回はここまでにします。少し過食についてヘビーな内容になってしまいました。
しかし、私のように過食症に苦しんでいる人に、食料のストックを試みることは危険がある、ということを伝えたいと思いました。過食症が悪化してしまうかもしれません。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
摂食障害で苦しむ人が少しでも減れば良いなと願っております。

sbc「小顔用脂肪吸引注射」のカウンセリングレポ

こんにちは、るん(仮)です。

先日、湘南美容クリニックに行き、脂肪吸引注射のカウンセリングに行ってきました。
その結果、考えていたイメージと全く異なる印象を受けたので、今回はそれを紹介していきたいと思います。

1番予想外だったのは費用

最も驚いたのは、費用がかなり高いということです。
ホームページには、手のひらサイズの1エリアで45,000円(モニター価格35,000円)と書かれています。そこで私は、両顎下の2エリアで7〜9万円で脂肪吸引注射ができるものだと思っていました。

しかし、それは静脈麻酔付きの脂肪吸引注射のみの費用でした。
実際には、オプションですが、局所麻酔や皮膚の色の回復に効く薬(黄ばみなどの防止や抑制)、ダウンタイム短縮に効く薬などがあります。

局所麻酔・・・約5万円
プラチナカクテル(美肌・美白に効く栄養素配合のもの)・・・1万円弱
セベリアL.C.E.バーム(むくみ・あざの防止、治癒の活性化、シワの抑制)・・・約1万円

あまり人にバレないように施術したい、あまり痛いのは嫌だ、と思っていたので、これらのオプションは外せないと思いながらカウンセリングを受けていました。
しかし、高い、ホームページに書いて欲しかった、と思いました。

注射の限界

次に、脂肪吸引注射の効果についてです。
脂肪吸引注射の特徴の一つに、”1.6ミリの極細針で脂肪を抽出する”ことがあります。これにより、傷跡が残りにくいのは事実のようですが、やはり抽出する脂肪の量は限られてくるそうです。ガッツリと脂肪を取りたいのであれば、時間とお金をかけてしっかりと脂肪吸引するほうが良いとカウンセリング時にお医者さんに言われました。

注射針でたくさん脂肪抽出するには、医者の腕がかなり重要になってくるそうです。

ダウンタイム

また、カウンセリングをしてくださった看護師の方も脂肪吸引注射の経験者だったので色々とお話を聞くと、やはり施術後1ヶ月弱は顔がかなり黄色くなってしまったそうです。同時期に施術を受けた看護師の方はそこまで黄色が長続きはしなかったそうなので、個人差があるようです。しかし、自分はどのようなダウンタイムの経過をたどるのかわからないので不安になりました。

このようなことで、私は脂肪吸引注射をすることを思いとどまりました。
金銭的にも、身体的にも、あまり気軽にできるものではないなと思いました。

もし、今sbcの脂肪吸引注射を考えている方がいれば、ホームページの情報だけでするしないを決めないほうが良いと思います。カウンセリングに行き、メリットとデメリットをしっかりと聞いて、さらにその日に判断するのではなく、数日冷静に考えることをおすすめします。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

一人暮らし過食症がコロナにかかった結果〜味覚障害〜

こんにちは、るん(仮)です。
今回は、過食症を持つ一人暮らし中の私がコロナウイルスに罹患した時の状態について振り返ってみます。

私は中学3年生から高校生にかけて拒食症となり、大学生の現在は過食症に悩んでいます。過食嘔吐ではなく、1週間に数回過食をするという、比較的軽度だと思われる過食症です。私がどのような人物か気になる方は、私の過去の記事を読んでもらえればと思います。

声⇨全身の痛み、熱⇨鼻水、鼻詰まり

最初に出た症状は、喉の痛みと声の枯れでした。朝起きるとガラガラ声でした。初めは朝だから乾燥のせいだと思っていましたが、夕方になっても普段の声が出ることはなく、一日中おかしな声でした。その日はアルバイトだったので、接客でお客様とお話する機会が頻繁にありましたが、相手にとってはかなり聞き取りにくい声しか出せず、またどんどん声が出にくくなってきて、もどかしい気持ちでした。しかし、熱やだるさはなく、コロナだとは全く疑いませんでした。

次の日も、朝からガラガラ声で、アルバイト中もなかなか出ない声を頑張って出して接客をしていました。しかし、昼過ぎから身体が熱っぽくなり、筋肉痛のような全身の痛みも感じ始めました。夕方に帰宅して体温を測ると、38.4度の熱がありました。

これはただの風邪か、インフルエンザか、コロナか、色々と調べましたが、自分の症状から特定することは無理でした。また、抗原検査キットも持っていなかったため、発熱したその日は、コロナのワクチン接種の副反応が強かったときに購入した頭痛薬を飲んで安静に過ごしました。

次の日は大学の授業がオンラインだったので、家で授業を受けました。熱は37度に下がり、喉の痛みやガラガラ声は治りました。しかし、代わって鼻水と鼻詰まりの症状が出てきました。熱が下がったこともあり、身体のだるさも減ったので、ドラッグストアに行って鼻水と鼻詰まりに聞く市販薬を買って服用しました。

その次の日には、熱は平熱になりましたが、鼻水と鼻詰まりの症状は残っていました。私は、少しだるさを感じたりしたら、早めに寝ると次の日には自然治癒力で治るような人なので、症状は違うにせよ4日間も何かしらの症状があることは、少しおかしいと思いました。また、朝に食べたバナナとヨーグルトの味を感じませんでした。
そのため、その日は大学ので1コマ授業を受けたあと、かかりつけ薬局で抗原検査キットを購入し、自宅で検査してみました。すると、陽性判定が出ました。

私は、そうかやはりコロナだったのかと思い、住んでいる地域のやり方に従って陽性者登録をしました。

過食症の症状は

コロナウイルスだとわかった日から、数日は味覚と嗅覚がほぼしませんでした。
過食症の私は、やったぞ、味がわからないなら無駄に過食をすることはなくなるだろう、と思いました。
また、周りに今までコロナにかかって数キロ痩せたと言う友人が数人いたので、これで痩せられる、とも思いました。冷静に考えれば、ずっと室内で過ごすことになるため筋肉が落ちているだけだということはわかるのですが、過食症で痩せることしか考えていない私は、ただラッキーだと思っていました。

しかし、現実はそう簡単ではありませんでした。
味覚はなくてもお腹はすくので、何か食べたくなります。そして、普通に食べます。
そうすると、過食のスイッチが入ります。どうやら私の場合、過食の原動力は味よりも咀嚼と満腹感だったようでした。無心にモグモグ、ゴクンする行為がやめられないのでした。

さらに悪いことに、自宅療養中は、基本的に外出禁止なので、スーパーに行って自分で食品を選ぶことができません。そこで使用したのが、ウーバーイーツでした。私が過食をする上で好きな小麦系の食品をウーバーしてしまう始末です。
そんな食品をウーバーイーツするくらいなら、無料のコロナ陽性者向け配食サービスを利用すればよいと思った人もいるかもしれません。しかし私は、コロナだとわかった当初は、やったぞ食べなくて痩せるんだ、とワクワクしていたのです。配食サービスを利用するなど微塵も考えていません。

コロナになってから1週間前後で、少しずつ味覚が戻ってきました。

結局、痩せることはありませんでした。
過食は続くし、日常生活のなかの移動などの運動の機会は奪われるし、鼻詰まりでうまく酸素が取り入れられずに筋トレもやる気にならない・・・。
あくまで、コロナウイルスの症状がかなり軽度だった私の場合ですが、過食症の人はコロナになっても痩せない、ということがわかりました。

筋肉が落ちて痩せにくい身体になったと思われるので、また筋トレをして基礎代謝を上げてダイエットをしなければいけないと思う今日このごろです。


今回はここまでにします。あまり有益な内容ではなかったかもしれませんが、最後まで読んでくださりありがとうございました。摂食障害と闘う人を応援しております。

湘南美容外科「輪郭スッキリQ+」3回レポ

こんにちは、るん(仮)です。
今回は、今までの記事とは内容が全く異なりますが、湘南美容外科で行った「輪郭スッキリQ+〜脂肪溶解リニアHIFU〜」の体験レポです(以下、ハイフ)。
興味のある方は、ぜひお読みください。

「輪郭スッキリQ+〜脂肪溶解リニアHIFU〜」とは

ハイフと言っても、美容外科エステにもよりますし、様々な種類がありますが、湘南美容外科の「輪郭スッキリQ+〜脂肪溶解リニアHIFU〜」は、簡単に説明すると、「特殊な超音波を顎下とフェイスラインに当てることにより、脂肪層を熱して脂肪溶解を引き起こし、溶解した脂肪を血管やリンパ腺から排出することによりボリュームダウンさせるもの」です(湘南美容外科公式HPより)。
そして、超音波により破壊された脂肪細胞は再生されないため、リバウンドも起こりにくいそうです。

私は、フェイスラインの脂肪が気になっており、脂肪溶解注射とHIFUのどちらが良いか迷っている状態でカウンセリングを受けました。
先生によると、一度の施術で効果を実感したと言う人が多いのは脂肪溶解注射で、3回程度はかかるけれども確実に効果がでるのはHIFUだとおっしゃていました。

私はカウンセリングの結果、「輪郭スッキリQ+〜脂肪溶解リニアHIFU〜」の3回コースを契約しました。2週間に1回の頻度でハイフをします。料金は、3回で84,000円です(ちなみに1回だけだと30,000円)。

施術の流れ

  1. 化粧などを落とす
    まず、洗面台に通されるので化粧を落とします。お店で販売もしているクレンジングと洗顔料が備え付けてあるので、それを使うことができます。また、小さなタオルが用意されており、ティッシュもあります。使い捨てのヘアバンドで髪の毛をあげ、化粧を落としたらボタンで看護師の方を呼びます。なお、ハイフの場合、目より下の化粧を落とせば良いので、アイメイクはそのままで大丈夫です。
  2. 施術準備
    化粧を落とした後は、看護師の方に案内され施術ルームに行きます。そこでは、本人確認をし、ベッドに横になります。フェイスラインと顎下に薄いペンでマーキングされ、ジェルがぬられます。
  3. 施術
    実際に機械を顔に当て、超音波を当てられます。少し熱さを感じ、またズンッと重たい痛みがあります。しかし、耐えられないほどではありません。これを乗り切れば顔の肉が減るんだ、と考えると頑張れます。
    初めての場合は、最初は弱めに当てられ、大丈夫ですか?と聞かれるので安心してください。そして少しずつパワーを強めていき、マックスでも大丈夫であればその強さで施術がスタートします。
    1回超音波が当たるごとに少しずつ場所をずらしていくので、イメージとしては脱毛の機械のようです。右のフェイスラインと顎下に30回程度でひと通り超音波を当てた後、もう一度30回程度ひと通り当てます。その後、左も同様にフェイスラインと顎下、30回程度ひと通りを2セットやります。
  4. 施術後
    施術後は、人によると思いますが、少し赤みが出たり熱を持ったような感じになります。そのため、当日は入浴と激しい運動は控え、シャワーで済ませるように言われます。メイクルームを使用するか聞かれ、使用する場合は案内されます。メイクルームには、クレンジングと同じようにお店で販売もしているオールインワンゲルが置かれています。スキンケアと日焼け止め効果が含まれているそうです。私は敏感肌ですが、使用しても全く問題ありませんでした。アイメイクは落としておらず、今の時期はマスクもするので、私はそのオールインワンゲルをさっと塗って終了しました。会計は施術前に済ませるので、メイクが終われば看護師の方を呼ぶ必要はなく、そのまま部屋を出て美容外科を出ることができます。

3回終えた効果

気になる3回終了後の効果ですが、私はしっかりと2週間に1回の頻度で3回ハイフをし、一週間経ちましたが、今はそれなりに効果を感じています。1回目と2回目の後は、正直効果はわかりませんでした。2回目と3回目のハイフに行った時に、看護師の方に効果は感じられていますか?と聞かれましたが、まだわかりません・・・と答えました。看護師の方は、そうですか、でも1ヶ月経つ頃にはじわじわと効果がでてくると思いますよ、と仰っていました。

私はもともと顔の脂肪が多かったので、シャープなフェイスラインが出た、というほどまでは脂肪は落ちませんでした。しかし、分厚かったフェイスラインのお肉が少しボリュームダウンしました。不思議なもので、少しボリュームダウンしたことで、諦めていた顔周りのダイエット(?)を再び頑張ろうという気持ちになりました。

ただ、3回で84,000円と料金はお手頃ではないと思います。言ってしまえば、食事を見直したり運動を取り入れることで顔のお肉が落ちる見込みがある人は、自力で落とすことをおすすめします。お金がかからないからです。

お金に余裕があり、食欲や食事をコントロールできない人や、運動が取り入れられない人はハイフをしても良いのではないかなと思います。

なお、私は大学生なので、たるみを引き締めるといった効果は期待しておらず、まだ幸いにもたるみはないと思っているので、たるみに関する効果は言及できません。単なる脂肪による顔太りに対する施術でしたので、その点を頭に入れてこの体験レポをご活用ください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。ハイフをしようか悩まれている方に役立つ内容であればと願っております。

拒食症からの過食症がかなりツライ理由〜自分の価値とは〜

こんにちは、るん(仮)です。
今回は、私の体験談ですが、拒食症を体験したからこそ過食症になったときにツライという理由についてお話していきたいと思います。

過食症の時は自分が嫌い

過食症の人は、多くの場合、過食をする自分が嫌いです。
無心に食べ物を詰め込む最中に自分が嫌いな場合も、食べている時は無心だけれど食べ終わった後に自分の姿を鏡で見て、あまりの醜さに苦しくなる場合も、常に食べ物のことばかり考えている自分が嫌になっている場合もあります。

さらに症状が強くなると、自分のことが嫌いすぎて自分がこの世に生きている意味がわからなくなってくることもあります。これは、学校や仕事、人間関係などで何かしらのストレスを感じていることが多いと思います。
また、相談する人がいないことや、趣味などのストレスを発散する機会がないことも、自分が生きている価値がわからなくなってしまう原因の1つだと思います。
誰かに相談したり、家族や友達と楽しく過ごす時間があれば、自分が必要とされていると感じたり、自分がいなくなったら悲しむ人がいる、という考えに至ることがあるからです。また、趣味や推し活など日々の生活の中に楽しみがあれば、その楽しみを失いたくない、その楽しみのために頑張る、ということができるからです。

自分のことが嫌いになる原因は様々なものがありますが、それはさておき、ここからが本題です。
冒頭に述べたとおり、過食症になった時に自分のことが嫌いになるのは、拒食症を体験してから過食症になった場合のときのほうが、断然その度合いが大きいです。

拒食症の時は、綺麗になりたい気持ちがあった

拒食症の引き金は、ダイエット、つまり綺麗になりたいという気持ちであることがほとんどです。思春期やせ症ともいわることもあり、思春期に周りの人の視線が気になり、自分の体型を気にし始め、太ることが怖くなり拒食症になるというルートが多いと思われます。

そのため、拒食症の時は太りたくないと考え自分で食事量をコントロールします。綺麗になりたいから、他の人よりも痩せたいから、華奢な可愛い人になりたいから、あまり食べないのです。空腹を感じることもありますが、その状態が段々と普通になってきます。

痩せ方は知っているのに

拒食症になり少しずつ痩せてくると、「やればできるじゃん自分」と思い始めます。
そして、「努力して痩せている自分はすごい」とも思います。
まさにこれらが、過食症になった時に自分をさらに苦しめる要因なのです。

努力すれば痩せることを知っている。まさに自分で体験している。
だからこそ、過食症になった時、食事をコントロールできない自分に苛立ちを感じる。
食べなければ痩せると知っているのに、それができない。
前は余裕で我慢できていたのに、今はできない。
周りの細い子は食べてないから細いとわかっているのに、それができない。

かつて自分ができていたことができなくなった自分が嫌いになる。
綺麗になろうと努力したいのに空回りする自分が嫌いになる。
細かった頃の人生は楽しい思い出が多く、太った今は自分の体型に自信がなくて何事も心から楽しめない。

自分の体型に極度にコンプレックスを持っていると、人生が楽しくありません。
そして、紆余曲折の思考を経て、自分の価値がわからなくなってきてしまうのです。

今回は、ここまでで終わります。私の拒食症と過食症の経験から導いた考えをまとめました。摂食障害の原因・解決策は人それぞれです。現在摂食障害を克服中の方の心の支え、解決策が見つかることを願っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

お米を食べられないマインドの違い〜拒食症の時と過食症の時〜

こんにちは、るん(仮)です。
今回は、私が拒食症のときにお米を食べられなかった理由と、過食症のときにお米を食べられなかった理由について、お話していきたいと思います。

拒食症のときにお米が食べられなかった理由

まずは、拒食症のときにお米が食べられなかった理由についてです。
拒食症のときにお米(ここで言うお米とは白いご飯や玄米、お餅などのことです)を食べられなかった理由は、ご想像の通り、お米=炭水化物=太ると考えていたからです。炭水化物は悪だと思っていました。
パンや麺類も同様に炭水化物=悪だと考え、基本的に食べていませんでした。

なお、私が拒食症のときは、肉類もほとんど食べていませんでした。肉類も悪に近い食べ物だと考えていました。



過食症のときにお米が食べられなかった理由

次に、過食症のときにお米が食べられなかった理由についてです。
理由は2つあり、1つ目はお米は炭水化物であるためすぐに太ると思っていたこと、2つ目は過食のスイッチが入るのが怖かったこと、です。

先に伝えておきたいのですが、私の過食症には、様々な段階がありました。詳しい段階については、今後まとめるかもしれませんが、お米を食べていた段階と食べていなかった段階がありました。

まず1つ目の理由、お米は炭水化物であるためにすぐ太ると思っていたこと、について説明します。
これはお米を食べていなかった段階の過食症のときのお米が完全に食べられないマインドの理由です。

過食症は、食べることに歯止めがかからなくなります。お腹がはち切れそうなほど食べ、苦しくなってから後悔します。当然ながら、この自分の行動が太ることはわかっています。しかし、食べることはやめられないので、できるだけ太らない食べ物でお腹を満たそうとします。
私の場合、俗に言う脂肪燃焼スープを4人分くらいの分量で作り、一度に全部食べてしまうことが頻繁にありました。次第に、野菜のような食材では満足できなくなってくると、パンを大量に食べました。他にも様々な食べ物でお腹を満たそうとしましたが、お米を食べられなかった段階にいるときは、決してお米には手を出しませんでした。
野菜はほとんどが水分だと考え(イモ類は野菜ではないと考えていました)、パンは軽いからお米よりはマシだと考えていました。

つまり、あらゆる食べ物のなかで、お米が最も太りやすい悪の食べ物だと考えて、手を出さなかった(食べられなかった)のです(ここでは食べ物に含まれる油類はカウントしていません)。
これが、私が過食症のときにお米を食べられなかった理由の1つでした。

2つ目の過食のスイッチが入るのが怖かった、という理由について説明します。
これは、私が過食症のピーク時を超えたときで、お米を食べていた段階の過食症のときの、お米が少ししか食べられないマインドの理由です。
過食症のピーク時は、空腹を感じるとすぐに、もしくは空腹を感じないように、ひたすら食べ物を詰め込んでいました。ピーク時を超えると、少しずつ過食の頻度は減少し、普通の食生活を送れるようにするためのお米を食べ始めました(お米に対する恐怖心は薄くなってきていました)。これは過食症がかなりおさまってきているときのことです。しかし、週に2〜3回、過食モードに入ってしまうことがありました。

この過食モードのスイッチを押す食べ物が、お米であることが多かったのです。完全なスイッチがお米ではなくても、少しずつ食べることに歯止めがきかなくなってきているときに、お米に手を出してしまうともうアウト、その場にあるお米が2合だろうが3合だろうが、全て食べてしまいました。

そのため、このお米が少ししか食べられない段階のときは、一日中忙しくなる・昼食を取るタイミングがないかもしれない・大学でテストがある・・・などということとわかっていたときの、朝のエネルギーチャージとしてお茶碗一杯分のお米を食べているような感じでした。
特にこのようなよく動く日ではなく、ずっと家にいるようなときにお米を食べると過食スイッチが入ってしまう、だからお米が食べられない、ということでした。

今回は、拒食症のときと過食症のときの、お米が食べられないマインドについて説明してみました。拒食症のときのお米が食べられない理由は、単純だったと思いますが、過食症のときのお米が食べられないマインドについては理解しにくかったかもしれません。
私の過食症には色々な段階あり、その時時の考え方が違ったからです。
同様に、過食症でも拒食症でも、症状や考え方は人によってバラバラです。ですので、摂食障害(拒食症、過食症)の人が一概に今回私が述べた考え方を持っているわけではありませんので、その点は理解していただきたいと思っています。
拙い文章だったかとは思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
摂食障害について少しでも理解が広まればいいなと願っています。

拒食症の治療薬後、過食症になった理由と過程

こんにちは、るん(仮)です。今回は、私が拒食症となって入院した治療を行い、退院後に過食症になった理由について考えてみました。 

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美味しい料理が好きだった

私が拒食症から回復した後、しばらくしてから過食症になった理由は、私は元々食べることが好きだったからだと思っています。よく、「気づいたらご飯を食べるのを忘れてた」「食べることが面倒臭い」と言う人がいますが、私にはそれが全く理解できません。

摂食障害(拒食症)になる前は、普通の食生活を送っていました。友達と出かける時は、素敵なカフェで美味しいパンケーキなどを食べるのが好きでしたし、家族と外食に行くときはお寿司や焼肉をたくさん食べました。その時間は私にとって幸福を感じる時間でした。新商品のお菓子やコンビニスイーツが発売されたときは、買って食べていました。お菓子作りも好きで、よくパウンドケーキやシフォンケーキ、クッキーを作って家族と楽しく食べていました。

拒食症から回復した後の2,3年はキープ

私は高校1年生での拒食症の治療が終了した後、すぐに過食に転じたわけではありません。
しばらくは、高カロリーなもの、例えばお菓子やスイーツ、ジャンクフードやラーメンなどはやはり太ってしまうという考えが頭の中に強く根付いていたため口にしませんでした。そのため、拒食症のガリガリの身体から回復した、標準体型より少し痩せ型の体型を2,3年(高校在学中)維持していました。

ただ、私はソフトクリームが大好物だったので、カフェなどに行ってソフトクリームだけは頻繁に食べていました。普段は比較的ヘルシーな食生活をしているから少しくらい甘いものを食べても大丈夫、これだけでは太らない、と思って食べていました。

大学に入学後、過食症

しかし、大学生になってから少しずつ変化が起きてきました。
私が大学に入学したのは2020年の春で、ちょうどコロナウイルスが広がり始めた頃でした。実家から離れた土地で一人暮らしを始めたのですが、感染対策として対面授業が全く行われず、ずっと家でオンライン授業を受けていました。そのため新しい友人も作れず、家で大学の授業の勉強をして、アルバイトに行くだけの日々でした。
私にはこれといった趣味がなく、ダラダラと過ごしていました。以前の唯一の趣味がカフェ巡りだっただけに、その頃は本当に毎日が楽しくありませんでした。

このようなつまらない生活を送っていると、少しずつ、以前の私の美味しいものが好きという気持ちが大きくなっていきました。拒食症になった後、この気持ちは控えめでしたが、顔を出してきました。

具体的にどのような行動が始まったかというと、アイスの箱買いをして、1日で食べ切ることから始まりました。10本のバニラバーを一気に食べてしまいました。なぜアイスだったかというと、単純に私の好物だったからです。その後も、自分の好物であるお煎餅を一袋買って一度に食べたりしました。
その一方で、白米や揚げ物は徹底的に避けていました。白米や揚げ物は太るから避けていたのに、アイスなどは太るという気持ちより食べたいという気持ちが勝っていました。今思い返しても、その当時も、矛盾していておかしいことだと思っています。
しかし、これは過食症の初期です。2,3日に1回ガツンと過食していました。

それから少しずつ、過食の回数が増えていき、いつの間にか過食に慣れてしまいました。過食、という習慣がついた、別の言い方をすると癖になっていきました。暇さえあれば何かを食べる、ということが当たり前になっていきました。

大学2年生は、過食のピークであり、毎日のように過食していました。
1日3食という概念は全く消え失せ、家にいる時は常に何かを食べていました。1,2時間外出をして、少しでもお腹が空いたら帰宅後に満腹になるためにまた食べました。その頃は、常にお腹いっぱいでなければ気持ちが満たされませんでした。食べて満腹になることが幸福を感じるときであると同時に、食べ物を咀嚼している時は何も考えず、ストレスのはけ口の行為でした。

太ってしまうという不安はもちろんありましたが、それよりも空腹感が少しでもある方が不安でした。外出中で空腹を感じ始めると、イライラするようにもなりました。早く家に帰って食べて落ち着きたいと思っていました。
拒食症の時は、「あれを食べたら太る」「◯◯時までに夕食を食べ終えなければ」と四六時中食べ物のことを考えて自分を呪縛していましたが、過食症の時も「次は◯◯を食べたい」「今日は◯◯が安売りしているから買いに行かなきゃ」など、拒食症の時とは異なるベクトルで四六時中食べ物のことを考えていました。

少し中途半端ですが、今回はここまでとします。今回は私が拒食症から過食症になった経緯でした。過食症の具体的な症状については、今度まとめるつもりです。
読みにくい文章だったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

拒食症と過食症に対する社会の目の温度差

こんにちは、るん(仮)です。

今回は、拒食症と過食症に対する社会の見方の違いについて考えてみたいと思います。

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拒食症と過食症は切っても切り離せない

摂食障害は、主に拒食症と過食症の二つの症状があります。そして多くの場合、摂食障害になるとこの両方を経験すると言われています。中には、食べ過ぎて、罪悪感から絶食して、また食べ過ぎる、と言ったループに陥る人もいます。実際に私も、ダイエットが拒食症に発展し、ガリガリにまでやせて、その後過食症になって世間からは太っていると見られる体型になりました。

拒食症で痩せている人に対する社会の見方

ここから先はあくまで私の体験談と、SNSなどに書き込まれているコメントに基づく見解です。拒食症で痩せている人は、社会から温かい目で見られることが多いです。例えば、時間をかけてゆっくり食べていこうね、といった感じです。私が拒食症だったときは、受験の前後だったため、受験のストレスかな、あまり自分を追い込まないでね、というように見られていました。温かい目というか、不憫に思ったり、同情の気持ちも含まれていることもあると思います。もちろん、痩せ過ぎて気持ち悪い、もっと食べなよ、というコメントを見かけることもあります。しかしそれは、少数派です。

過食症で太っている人に対する社会の見方

拒食症とは異なり、過食症の人は、社会から冷たい目で見られることがほとんどです。太っている人は、自己管理能力が劣っている、だらしない、と見た目で判断されます。外見からでは、過食症だということがわからないからです。また、過食症がどのような病気かという理解が進んでいない、ということもあります。ただ美味しいものが食べたくて食べ過ぎているのではないのに…と私は思います。食べているだけでなく、日々の生活にも不自由があり生きにくい、辛いというのに…とも思います。心理的な部分で何らかの原因があります。ただ、この病気は複雑なので説明が難しく、説明したとしても分かってもらえない可能性が高いです。なこで、ただ食欲に負けているのではない、ということだけでも、声を大にして社会に言いたいです。

おわりに

拒食症も、過食症も同様に辛いです。拒食症でガリガリの時は、体力がなくて生活するのがやっと、頭はボーッとしています。過食症の時は、これ以上食べたダメだと分かっているのに、少しの空腹も耐えられなかったり、はちきれそうになるほど詰め込まないと不安で仕方がなかったり、でもこれを誰にも分かってもらえなくて…。

私が体験したのは摂食障害ですが、その他にも、病気の理解が進んでいなくて苦しんでいる人がいるのではないかと思います。自分が摂食障害になったからこそ、このようなことに思いを巡らせることができるようになりました。誰もが生きやすい社会ができてほしい…と思います。

私が生き方に憧れる人 〜「薬学生トレーニーSakura」さん〜

こんにちは、るん(仮)です。
今回は、私が生き方に憧れている人についてです。
タイトルにある通り、その人は「薬学生トレーニーSakura」さんです。

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Sakuraさんとは

Sakuraさんは、フィットネス系YouTuber(2022.03.01現在の登録者数は約33万人)です。
彼女のYouTubeでは、筋トレ動画やブイログなどの日常動画があります。
コロナ禍になってから、筋トレを始めた人は多くいると言われていますが、Sakuraさんもそのうちの一人です。今では、ホームジムを作り、コラボグッズも販売しています。

見習いたいところ 1.自制心が強い(食事)

今までにも書いてきましたが、私は摂食障害という病気をもっています。ダイエットから始まり、拒食症へと発展し、過食症にもなりました。今でこそ症状は和らいできていますが、完全になくなったわけではありません。

私は過食症の時にSakuraさんに出会いましたが、まず初めに、Sakuraさんの食事に対する意識や考え方に憧れました。普段食べている食事、大会のための減量期に食べている食事、どちらも過食症の私からすると、非常に見習いたい内容でした。詳しくはYouTube動画を見て欲しいのですが、簡単に言うと、健康的な食事です。

そして、お菓子やジャンクフードなどを食べることはほとんどないという点にも感心しました。そういった食べ物から距離をおいていると、自然に食べたいという気持ちがわかなくなるそうです。

美ボディ大会のための減量期などは、普通に生活している私たちにはありませんが、ダイエットをしている場合には、参考になることもあります。そのうちの一つが、空腹との戦いだと思います。私の場合、過食症の時は、常に満腹でいたいと思い、空腹を少しでも感じたら何かを食べる、といったことが多くありました。しかしSakuraさんは、空腹により3回の食事が何倍にも美味しく感じられる、という考え方を持ち食べ物の誘惑に勝っていました。
過食症はこころの問題でもあるため、ダイエット目的で空腹に耐えることがストレスに繋がることもあり、色々と複雑ですが、私もいつかそのような考え方のもと食事管理ができるようになりたいと思っています。

見習いたいところ 2.自分で決めたことはやり抜く・継続力

もう一つ私が憧れるところは、自分で決めたことをやり抜く・続けるというところです。既に書いた食事管理・食事制限もそうですが、他にも、あさんぽ(Sakuraさんが呼んでいる朝の有酸素運動)や、筋トレなどにおいての継続力です。

あさんぽは、朝の5時に起きて外を散歩することです。
Sakuraさんは動画で、1日を有意義なものにするため・気持ちが良いから、と言っているので義務的なものではないようですが、それでも毎日続けることはすごいと思います。Instagramのストーリーで、あさんぽしていることを発信していて、それが同じ様にあさんぽをしている人のモチベーションに繋がっていたりします。(私も一時期その一人でした。)
また、毎週日曜日には、朝8時からInstagramで1時間フィットネスバイクをこぎながらライブをしています。

努力の結果だと思いますが、継続力が人一倍強いと憧れます。

見習いたいところ 3.時間の使い方

さらにもう一つ、Sakuraさんのすごいところは、時間の使い方です。普段の生活において、無駄な時間を過ごしていないというところです。
現役大学生なので勉強をする、ジムに行って(もしくはホームジムで)筋トレをする、YouTubeの動画を撮影して編集する、食事の支度や洗濯をする・・・。
やらなければいけないことが、私のような普通の大学生よりも何倍も多いのですが、全てこなしています。

YouTubeの動画、特に日常動画を見ているとわかりますが、1日の中にいくつも予定が入っていたり、更にはその予定と予定の間の空き時間にはカフェで編集などの作業をしています。朝5時起きのおかげで活動時間が長いということもあると思いますが、それでもすごいと思います。自分だったら、何もしたくない、やる気が出ないときがよくあります。私は、SakuraさんのYouTubeの動画でそのようなだらけたところを見たことがありません。

見習いたいところ 4.向上心

Sakuraさんの見習いたいところはまだまだあるのですが、これで最後にします。最後は向上心です。これは主に筋トレについて言えることですが、Sakuraさんは常に向上心を持って生活しています。これは、継続力にも繋がっていると思います。

例えば、もっとこんな身体になりたい、こんな筋肉をつけたい、という考えです。これにより、きつくても筋トレを頑張れるのではないかなと思います。辛さより、その先の喜びに目を向けている、辛さゆえに喜びを感じているように感じられます。
つい今の快楽を求めてしまう私は、そんなSakuraさんの生き方に憧れます。

おわりに

私は、Sakuraさんをもっと知ってもらいたくてこれを書いたのではありません。もちろん、そうなってもらえれば非常に嬉しいのですが、好みや生き方は人それぞれです。今、悩みを抱えていたり、自分自身の生き方に納得していない方は、私にとってのSakuraさんのように、目標とする、あるいは参考になる生き方・考え方を持つ人を見つけられたら、もっと良い方向に進むのではないでしょうか、という思いで書きました。憧れのあまり、うまく文章をまとめられませんでしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

摂食障害体験記 15 〜通院終了〜

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こんにちは、るん(仮)です。
今回は、私が摂食障害(拒食症)として精神科に入院して治療を行い、退院した後の通院についてお話します。

通院終了

退院後は、「摂食障害体験記14」にも書きましたが、月に一度程度、病院に行っていました。体重測定と採血、面談(カウンセリング?)のためです。しかし、その通院もやがて終了することになりました。詳しく覚えていませんが、約一年間続きました。最初は月に一度でしたが、徐々に二ヶ月に一度、三ヶ月に一度という様に頻度が減少していきました。

この通院の終了は、担当医の不本意のものであったと思います。というのも、担当医が勤務地の移動をしなければなくなり、その結果、私の通院もなくなることになったからです。もし移動がなければ、おそらく高校卒業するまで、あと一年くらいは続いたのではないかと思います。しかし、私にとっては、通院が好きではなかったので、思いがけない幸運でした。

担当医、病院との別れ

最後の通院の日も、いつもの通院と変わりませんでした。母と私で行き、面談をしました。これからも体重を維持するんだよ、といった話合いのあと、病院をあとにしました。最後の最後でも、私の頑固さというか、意地というか、担当医が嫌いという頑なな気持ちから、担当医に向かって今までありがとうございました、と言うことができませんでした。入院していた精神科病棟にも、お世話になった看護師の方に挨拶しようかと思ったこともありましたが、結局それもできませんでした。今思えば、なんて頑固だったんだろう自分は、と思います。

終わりに

私の摂食障害体験記は、この15回をもって一旦終了したいと思います。今後、今悩んでいる過食について書くかもしれませんが、この摂食障害体験記の続きという形で書くかはわかりません。いずれにせよ、私の拒食症をもとにした時間を追って書いていく摂食障害体験記は終了します。

この摂食障害体験記は、摂食障害についての理解を広めてもらうこと、摂食障害に苦しんでいる方へ寄り添うこと、そして自分の体験を自分のために整理し、残しておきたいということで書き始めたものでした。摂食障害は拒食と過食の無限ループに陥ってしまったり、普通の食事がわからなくなってしまったりと、完治は難しいと今感じているところではありますが、快方に向かって努力する人を応援していますし、自分自身も治したいと思っています。ありがとうございました。

摂食障害とSNS

こんにちは、るん(仮)です。
今回は、私が最近考えていること、摂食障害に対するSNSのメリットとデメリットについてのお話です。

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SNSの発達

2000年代に入りスマートフォンが普及し、更に2010年以降、IstagramやTikTokが若者を中心に人気になり、多くの人が利用しています。私は現在大学生ですので、Z世代、デジタルネイティヴの世代です。つまり、物心ついた頃から、そしてスマートフォンを持ち始める中学生や高校生の頃にはもうこれらのSNSは発達しており、利用するのが普通というような時代でした。しかしそんな中、摂食障害になってからは、そのSNSをただ楽しいと利用するだけでなく、他の視点から考えるようになりました。今回は、摂食障害に対するSNSにものメリットとデメリットを、自分自身の体験をもとに挙げていきたいと思います。

SNS摂食障害に対するメリット

・悩みを匿名で発信できる
SNS上かどうか、匿名かどうかなどは関係なく、悩みを発信することは、自分自身の現状や感情を客観視したりまとめることができ、結果的に良い方向に向かうことが多いです。

・同じ悩みを抱える人と共感し合えたり、苦しいのは自分だけではないと思える
⇒例えば、爆食や過食をしてしまったことを発信すると、それに対して「私も」「わかる、気がついたら全部食べてる」といったコメントが寄せられることが多いです。

・病気や悩みを克服して乗り越えた人のアドバイスなどにアクセスできる
⇒経験者のみならず、精神科や管理栄養士など、専門的な視点からのアドバイスにも出会うことができます。

SNS摂食障害に対するデメリット

摂食障害のことを理解していない他者から批判される
⇒例えば、「デブ」「太り過ぎ、痩せたほうがいい」「ガリガリ過ぎ」「痩せすぎ、もっと食べたほうがいい」といった心無い言葉をダイレクトに受けたり、自分に対してではなく他者に向けられたものだとしても、それらを目にするだけで傷つきます。

SNS上の写真は、圧倒的に痩せている人やいわゆる美人の写真が多い
⇒自分に自信がある人のほうがより多く自分の写真を発信する傾向があると思うので、これは仕方のないことだと私は思いますが・・・。
⇒それらの写真を見る人は、そのような痩せている体型が普通だと思い込んだり、好む可能性があるでしょう。
⇒コメント欄で、「これぐらいの体型が理想」「もっと細いほうが好み」とったやり取りを見たことがある人も多いと思います(TikTokなど)。

摂食障害やダイエットについての誤った情報がある
⇒〇〇kg痩せた、といったことをアピールしている人がいても、その人が行った方法は必ずしも心身に良かったといえません。体質や心の状態は十人十色です。情報を吟味せずに鵜呑みのすることは危険です。

SNSは諸刃の剣

上に述べたように、SNS摂食障害に対してメリットもデメリットもあります。これは摂食障害に限らず、すべてのことに共通します。しかし、摂食障害を始めとした、心が不安定な状態にある人は、無自覚のうちで危険な利用をしてしまったり、自分にダメージを受けるような使い方をしてしまう可能性が高いので、SNSの使いすぎには注意しましょう。適度に、適切に利用しましょう。病気の克服に最も大切なことは、自分自身の心の声を聞き、自分自身の身体に向き合うことだと思います。

摂食障害体験記 14 〜退院後の通院〜

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こんにちは、るん(仮)です。
今回は、前回の「摂食障害体験記13」に続き、摂食障害として入院し、体重を増やして退院し、高校に復活した時以降のお話です。興味のある方はぜひ、私の「摂食障害体験記」を順にお読みください。

月に一度の通院

退院後は、月に一度、病院に行かなければいけませんでした。理由は、私が痩せないようにするためです。病院に行くと、当然のことながら、体重測定をします。平日に高校を早退して病院に直接行っていたため、制服のまま体重を測りました。そして、採血をします。採血の結果は、30分程度でわかるので、その結果が出てから担当医の診察があります。
診察と言っても、大したことはしません。私が入院したのは精神科病棟ですから、担当医は精神科医です。そのため、診察室でただ話をするだけでした。話の内容は、最近学校はどう?といったことでした。私は、担当医が嫌いだったので、愛想なく、別に普通ですと答えていました。十分な食事ができているか、というような質問にも、普通ですと答えていたと思います。もっとしっかり答えなさい、と思うかもしれません。しかし、当時の私は、それが精一杯出来る限りの受け答えでした。
病院には、毎回母と一緒に行きました。まずは私と担当医の二人で話(診察)をし、その後母と担当医で話をしていました。二人で何を話していたのか、それはわかりませんし、怖くて今でも母に尋ねることはできません。想像するに、私の様子、食事量であるとは思います。

通院によって

おわかりだとは思いますが、この通院によって、痩せることはできません。ある体重を下回ったらまた入院になる、と退院時に言われていました。そこまで落ちることはなくても、体重が減少していたら、何かしらの治療が入ったと思います。ただ、私はもう二度と入院したくないと思っていたため、痩せることはありませんでした。
また、採血があるため、身体に変化が起きているときはすぐに分かります。採血では、私は知識がないので詳しいことはわかりませんが、血糖からタンパク質まで色々と数値で表れるからです。前回の採血の結果や、平均値と見比べながら、担当医は身体の内側の変化をチェックしていました。

担当医が嫌いな理由

ちなみに、私が担当医が嫌いなのは、その人の人柄や性格のためではありません。辛い入院の引き金を引いた人物の一人であり、私はその人に対して意見を述べたりすることはできずに、ただ治療に従うことしかできなかったからです。簡単にいえば、弱みを握られていたからですが、言葉にできないもっと複雑な感情があって、嫌いでした。実を言うと、入院前から退院後、そしてもう病院と関わりがなくなった今でも、いい思い出はなく、嫌いなままです。
私はその人に対しては、終始無愛想、ぶっきらぼうな態度をとっていました。今は反省するときもありますが、その時はどうしようもなかったと自分に言い聞かせています。

今回は、この月に一度の通院についての話だけにします。最後までお読みいただきありがとうございました。摂食障害についての理解が広まればいいと願っています。

愛子さまと私の摂食障害の体験

こんにちは、るん(仮)です。
2021年12月1日、愛子さまは20歳の誕生日を迎えられました。そして、12月5日には愛子さまの成年祝賀行事が行われました。これに伴い、多くのメディアが愛子さまについて取り上げていました。今回は、それを見て、私が感じたことについての内容です。

まず、これから話を進めていくにあたり、私は愛子さまと同い年であるということを読者の方には知っていただきたいです。これは、私の経験を踏まえた、一個人の意見であるということを理解した上でお読みください。

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過去をメディアに取り上げられる

最近(11月〜12月)、皇室についてのニュースや特集が多くありました。それは、眞子さまと小室圭さんの結婚、愛子さまの成人、という2つの出来事が立て続けに起こったからだど思われます。私はその中で、愛子さまのご成長を振り返るメディア対し、少し嫌悪感というか、不快感を覚えました。特に不快感を覚えた部分は、愛子さまの体型についても報道されていたところです。
愛子さまは中学生の頃、別人かと思ってしまうほどに痩せてしまいました。私も、中学生から高校生にかけて、激痩せし、摂食障害となりました。このように同じような経験をした私の立場から、考えたこと、意見を述べさせてもらいます。

愛子さまについての特集は、その多くが2001年の生誕から現在までを振り返るとともに、これからの皇室のあり方などを議論する、というような形が多数派でした。当然ながら、それには中学生になって激痩せした、ということも含まれます。痩せたことは変えようもない事実です。当時の愛子さまの写真は、拒食症になった私から見ると、愛子さまも拒食症で間違いないのではないかと思うような身体です。
私が見たいくつかのメディアでは、痩せていた時の写真を示しながら、「この頃は愛子さまはストレスを抱えていた」「ダイエットに取り組まれた」というコメント付きで報道がなされていました。

これは、摂食障害の人にとっては、非常に苦痛です。
では、どのように取り上げればよかったかというと、正解は私にもわかりません。皇室の一員である以上、公の場に姿を表すこと、他人の目に触れることを避けること難しいでしょう。また、今回の成人祝賀行事のように、節目節目で振り返りの報道がなされることも不可避に近いでしょう。こういった報道を一切辞めるべき、といったことは言いませんが、他人に見られること、過去を振り返られることが、摂食障害を持つ人にとってなぜ苦痛なのか、少し知っていただきたいと思います。

摂食障害はこころの病気

まず、摂食障害には、拒食症と過食症があります。簡単に言うと拒食症は、極端に食事を拒む状態、過食症は衝動などにより大量に食べ物を摂取してしまう状態です。

拒食症になる人の多くは、他人からどう見られているか、どう思われているかに敏感な人です。この意識が行き過ぎてしまうと、摂食障害に繋がります。例えば、痩せたい、という考えが生まれ、食事を減らしたり運動することで体重を減らし始めます。やがて体重が減ることに快感を覚えるようになります。ある程度のところで、これくらいの体型で良い、と自分で満足できれば良いのですが、そうならないのが摂食障害です。痩せれば痩せるほどキレイになれる、痩せなきゃもっと痩せなきゃ、と取り憑かれたような状態に至る場合もあります。もちろん、他人の目線が気になる、ということは摂食障害になることの必要条件、トリガーのようなものであり、十分条件ではありません。

ストレスが原因で、お腹がパンパンになるまで食べ物を詰め込むことがストレス解消法、という形の摂食障害もあります。自分をコントロールできず、食べることを止められない状態です。このような人は、食べ終わったあとにひどく後悔し、自分を嫌いになったり責めたりします。

ちなみに私は、他人からどう思われるかを異常に気にするタイプで、中学3年生の時から痩せ始め、高校1年生の後半には体重が40kgを大きく下回るガリガリになり、摂食障害と診断されて入院しました。(摂食障害体験記、というタイトルでブログを書いていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。)
当時の私は痩せたいとしか思っておらず、自分は実はガリガリであるという自覚がありませんでした。今、当時の写真を見ると、その頃の自分が怖くて仕方がありません。そして、大変な黒歴史だと感じています。私がこれからの人生で新しく出会う人には知られてほしくない事実であり、当時の私を知っている人に再会すること、私のガリガリの写真を他人に見せられることは、今の私の一生続く恐怖です。

摂食障害は、他にも様々な要因や症状が存在し、人により千差万別です。
しかし、全てに共通することは、「他人から醜いと思われたくない」という思考と、簡単には治らず、完治するのには非常に長い期間を要する、ということです。

私は摂食障害として入院し、そして退院してからもう4年近く経ちますが、未だに、普通の人が食べる普通の食事をとれているかというと、そんなことはありません。痩せようと思い、お米を食べたくないときや、食事制限中に我慢の反動で過食してしまったり、苦しくなるまで食べたり食べなかったり、食生活は乱れています。過食で1年で15kgも体重が増加し、肥満体型になったこともあります。心が不安定、精神的に安定が保てないことが原因のひとつだと感じています。太ったら少し食事量を抑える、痩せていたらもう少し食べる、といった、一見簡単そうに見えることも、摂食障害の人にとっては、非常に難しいのです。

私が伝えたいことは、摂食障害を安易に考えないでほしい、ということです。
愛子さまも、今は健康そうに見えても、摂食障害が心に根をはっていいて、精神的に辛いことがあると思います。そして、痩せすぎていた自分の過去を、再び引っ張り出すような報道は、苦痛であるはずです。

終わりに

身の回りに、心配になるほど痩せている人や、体型が頻繁に短期間で大きく変わる人はいませんか。もしかしたら、摂食障害を患っているかもしれません。摂食障害は、長ければ付き合っていかなければならない、非常に深刻なものです。
安易に、太った?痩せた?もう少し痩せたら?といった言葉をかけないでください。本人はもう十分に苦しんでいるはずです。それに拍車をかけるような言動は絶対にしないでください。お願いします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。私の実際の体験談がもとになっている意見ですので、感情がこもってしまい、読みづらい文章だったかもしれません。最後の私の願いだけでも届けばいいなと思っています。

摂食障害体験記 13 〜退院後の生活、食事〜

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こんにちは、るん(仮)です。
私が書いてきた「摂食障害体験記」も終盤に差し掛かってきました。
今回は、退院後の高校生活と家での食事についてお話します。

退院して、毎日普通に高校に通えるように

退院してからは、普通に毎日朝から夕方まで高校に行きました。私は部活動はやっていなく、同好会に入っていましたが、活動は週に1度あるかないかのゆるいものでした。そのため、帰りのホームルームが終わると、塾がない日は基本的にすぐに帰宅していました。私はある交通機関を使って登下校していましたが、友人は徒歩あるいは違う交通機関を利用していたため、学校帰りにどこかに出かける、ということはほとんどありませんでした。これらと、第一志望の高校に落ちたため高校では勉強をしっかりしよう、と思っていたことなどが原因で、私はあまり高校でthe青春という生活は送りませんでした。

退院後の食事

16時から17時くらいに家に帰ると、すぐに制服から着替え、夕食を食べました。入院しながら通っていたときとほぼ同じ量の昼食を食べていたため、正直その時間にはそこまでお腹は空いていませんでした。しかし、これ以上太りたくない、現状維持をしたいという気持ちがあり早めの夕食にしていました。夜遅くに食べ物を食べると太りやすくなる、ということを意識していたからです。

私の家では、家族全員揃って夕食を食べるということがなくなっていました。私が中学3年生の時、受験勉強で夜遅くまで塾で勉強していた頃からか、私が高校に入学してからか、いつからそうなったのはわかりません。各々都合の良い時間に食事をします。私は帰宅後、母が夕食を作り終えてすぐに食べたので17時頃、母は18時頃、父は仕事から帰宅してから19時頃に夕食を食べていました。このスタイルは、私が入院する前からだったので、特に問題ありませんでした。自分で好きなようによそうのも以前と同じでした。ただ、食べる量が増えました。入院前は、お肉が入っている料理なのに野菜だけをよそったり、スープや味噌汁などの液体を多くよそってたくさん食べている風にしたり、とにかく太らない出来るだけヘルシーなものを、と考えていました。退院してからの夕食は、お肉を避けずにしっかりよそい、食べているフリをして口から出したりはしませんでした。もっと食べなさいと言われることはなくなりました。時々、今日の量少ないんじゃない?と言われる程度になりました。

また、食べることへの恐怖心も格段に減ったため、外食の機会も増えました。家族と外食することはありませんでしたが、友人と、あるいは1人で外食を楽しめるようになりました。痩せているのにも関わらず自分は太っている痩せなきゃ痩せなきゃ、という誤った思い込みから、自分は他人より少し痩せている、という自覚が持てるようになっていました。そのため、少しくらい外食で食べても大丈夫、普通の体型の人がこの量食べても太らないんだから、というメンタルで外食に行くことができたのです。私は甘いものが好きだったので、パンケーキやソフトクリーム、パフェなどをよく食べに行きました。自分の好きなものを食べられるということは、こんなにも嬉しいことだったのか、と思いながら味わって食べました。

今回はここまでにします。少しずつ、暗い内容から明るい内容へと変わってきているかと思います。摂食障害に悩んでいる方の、前向きになれる手助けになればとずっと思っています。コメントで相談いただければできる限りお答えします。最後まで読んでくださりありがとうございました。

摂食障害体験記 12 〜ついに退院〜

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こんにちは、るん(仮)です。
摂食障害体験記1〜11で、私が摂食障害になった頃から、精神科に入院して治療を行い、丸1日高校へ行くことができるようになったところまでの経緯を書いています。この記事を読む方は、ぜひ順番にそれらを読んでみてください。

今回は、私が退院できるようになったところまでをお話します。

退院できる体重まで増加

私が退院できる体重まで増加したのは、2月の中旬だったと思います。入院したのが12月ですので、約3ヶ月の入院生活でした。退院できる体重になった日、母親と担当医と私で話し合いがありました。話の内容は、私は退院できることの喜びが大きかったためにあまり覚えていませんが、一つだけ印象に残っていることがあります。
それは、体重が35キロを切ったらまた入院です、と担当医に言われたことです。退院できることになった当時の体重が、40キロくらいでした。私は、もうこんな目に遭うのは絶対に嫌だ、と思っていたので、絶対に35キロ以下になるものかと心に決めました。というより、なるわけない、となぜか確信していました。

当然のことながら、退院したからもう病院とは永遠におさらば、というわけにはいきませんでした。月に1回、病院に行き、診察を受けることになりました。そのことについては、次回以降に書きます。

退院するまでの日、私は、入院していた精神科病棟の看護師の方に感謝の手紙を書こうかと一瞬考えました。患者さんからの感謝の言葉が仕事のやりがいです、という看護師の方の話を聞いたことがあったからです。しかし、入院中に良い思い出はなく、私も素直になれなかったので、手紙は書きませんでした。担当医は、私が担当医を嫌いだったということもありますが、退院後にもまだ月に1度会うため、書こうとは考えませんでした。

ついに退院

退院の日、両親が病院にきてくれました。両親と担当医と看護師で話し合いをした後、部屋のロッカーに入ったボストンバッグ、入院時に預けたカミソリなどの刃物類を持ち、病院を後にしました。刃物類など、一度も使用を許可されなかったので、預けていたことなど忘れていました。

家に帰り、やっと以前の生活に戻ると思いました。
しかし、入院前と退院後では、心の状態が全く異なっていました。入院前は、低体重で栄養も足りていなかったために頭が上手く働いていなかった、と退院して体が少し元気になって気付かされました。何に対してもやる気が出ない無気力、関心が持てない無関心、毎日何も考えずにただ低い摂取カロリーと低い消費カロリーで生きている。唯一敏感になっていたことは、私が食事をするときの他人からの視線、痩せすぎだと思って私に向けられている視線だけでした。そのため退院後は、前の生活に戻ったというより、少し心と身体を入れかえた新しい自分での生活が始まったという感じでした。家族との距離感も狂ってしまいましたが、少しずつまた関係を構築していきました。入院をやっとのことで乗り越えることができたので、新しい生活に慣れていくことは全く苦に感じませんでした。

今回はここまでとします。拙い文章ですが、最後まで読んでくださりありがとうございました。悩んでいる方の力になれればと思っています