がんばる女子大学生のブログ

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摂食障害体験記 1 〜摂食障害の引き金、中学3年生〜

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こんにちは、るん(仮)です。
これから、私が中学3年生から始まった摂食障害についてのお話を、順に少しずつしていこうと思います。現在摂食障害に悩んでいる人の助けになればいいと思い、私の経験を知ってもらおうと思い、この「摂食障害体験記」を始めました。

私が摂食障害になった経緯

私は小さな頃から運動が好きで、小学校ではとあるスポーツ少年団に入っており、中学校でも3年間、他のスポーツの運動部に所属しました。1年生の時から真面目に取り組み、先生や仲間から部長に選ばれるほど毎日頑張っていました。また代表委員でもあり、成績も学年トップ5に常に入るような優等生でした。食べることについては特にこだわりはなく、普通の食生活を送っていました。身長160センチ、体重45〜50キロという標準体型でした。

私の食生活に変化が生じたのは、中学3年生の夏、部活引退後です。

運動部の人ならわかると思いますが、引退すると高校受験のために勉強を始めますし、運動量は格段に減少します。私は、今まで通りの量の食事をしていたら太ってしまうから気をつけよう、となんとなく思っていました。引退した後に顔が丸くなっていった先輩を見ていたという影響もありました。

そこで、私は食事量を少し減らすことにしました。具体的には、給食の主食(炭水化物)を半分に減らすことを始めました。ご飯は食べる前に半分をワゴンに戻し、パンや麺は半分にして周りの友達にあげていました。普通の体型だったので痩せようという気持ちは全く無く、ただ太りたくないと思っていただけでした。

気づかないうちに、減らす食事量が少しずつ増えていきました。

そしていつのまにか、家では炭水化物を食べなくなりました。両親には、今まで通り食べていたら太っちゃうから、と言っていました。両親はそれについて何も言いませんでした。学校では主食を食べないと周りからおかしな目で見られると思い、半分は食べ続けていました。しかし心のなかでは、量が多いなあ、こんなに食べたくないなあと思っていました。

秋になると自分の顔の輪郭がシュッとしてきて、それが嬉しくなりました。一方、部活を一緒にやっていた友達は少しずつ顔が丸くなっていました。私は、ああ、良かった、食事量を減らしていて正解だったと思いました。

その一方で、学校の体育の授業で自分の体力と筋力の低下を感じ始めていました。疲れるのが早くなり、授業でのパフォーマンスにいままでのような力強さが発揮できなくなりつつありました。しかし私は、それを少し悲しいとは思いましたが、それより痩せていることに嬉しさを感じていたのでその食生活を続けました。学校の先生の中には、最近やつれてきていないか、と心配してくださる先生もいました。顔の輪郭が他人から見てもわかるくらいには細くなっていたからだと思います。ただ、まだ頬が痩けていたりガリガリな体になっているわけではありませんでした。おそらく体重は40キロ台前半だと思います。家では全く体重を測っていませんでした。

それから中学校卒業までその食事を続けました。体育の授業以外は普段の生活に何も困難はありませんでした。階段の上り下りは今まで通りできていましたし、やる気がでなくなったりといったことはありませんでした。ただひとつ、生理は秋から止まっていました。それについて私はあまり深く考えず、ただ来ないなあと思っていただけでした。

いつから摂食障害になったのか、具体的にはわかりません。

太りたくないと思い、少し食事量を減らし始め、痩せていることに気がつき嬉しくなり、さらに食事量を減らしていったのです。

第1志望の公立高校には不合格でした。学校と塾の先生全員から、絶対に受かるから大丈夫だよと言われており、私自身も少し不安はありましたが、なんとかなるだろうと思っていました。試験当日の夕方、塾で自己採点をし、ああこれは無理だな、と思い、両親に迎えに来てもらうまでひとり泣いていました。

公立高校不合格に私の食生活が影響していたとは今でも思っていません。単純に私の学力が不十分でした。

私立高校に行くと決まってから、私は負け組だ、どうせ私なんてこんなもんだと思うようになりました。

私が高校生になり、病院の医師に摂食障害だと診断され入院したことなどの話は、次回以降に続きます。